Core i7-12700(無印)のベンチマークが初登場。性能はRyzen 7 5800X相当

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Alder Lake-Sを採用するオーバークロックが可能なKシリーズについては2021年末までの発売を目指していますが、2022年のCES2022以降に発売予定とされている無印版となるCore i7-12700のGeekbenchベンチマークが出現しました。

Alder Lake-Sに関する情報まとめはこちらへ

Intel 第12世代Core CPU 『Alder Lake-S』最新情報まとめ

目次

Core i7-12700のベンチマーク出現。仕様や概要も紹介

Intel Core i7-12700 non-K Alder Lake CPU is almost as fast as Ryzen 7 5800X in leaked Geekbench score – VideoCardz.com

Alder Lake-Sについてはオーバークロックが可能なKシリーズのみ2021年末までに発売され、無印版などのその他モデルは2022年1月に開催されるCES2022にて発表がされ、発売はその後と見られています。
今回、Geekbench上に出現したのはCES2022での発表が予定されているCore i7-12700(無印)モデルで、オーバークロックなどを行わないがゲームや動画編集などハイエンドCPUを求めるユーザー向けの製品となっています。

CPUモデル P-Core  E-Core  合計 コア / スレッド数

P-Core
ベース/ブースト 

P-Core ブースト
(全コア)
E-Core ベース / ブースト E-Core ブースト
(全コア)
L3キャッシュ TDP
Intel Core i9-12900K 8 8 16 / 24 TBC / 5.3 GHz 5.0 GHz TBC / 3.9 GHz 3.7 GHz 30 MB 125W (PL1)
~250W? (PL2)
Intel Core i7-12700K 8 4 12 / 20 TBC / 5.0 GHz 4.7 GHz TBC / 3.8 GHz 3.6 GHz 25 MB 125W (PL1)
~250W? (PL2)
Intel Core i7-12700 8 4 12 / 16 TBC / TBC  4.2 GHz TBC / 2.1 GHz TBC 25 MB 65W (PL1)
~220W? (PL2)

Core i7-12700ではP-Coreを8コア、E-Coreを4コア備え、スレッド数は20となっています。Core i7-12700Kと基本的な構成は同じですが、ベースクロックやブーストクロックなどが低く抑えられる見込みとなっており、TDPは125Wから65Wに減っています。

現時点ではシングルコア性能はRyzen 5 5600X、全体ではRyzen 7 5800X並み

Default string Default string – Geekbench Browser

Geekbenchのベンチマークは正体不明のシステムで行われていますが、Geekbench上ではシステム情報が適切に読み込まれており、Core i7-12700と32GBメモリーを搭載したモデルである事が分かります。

コア数やスレッド数に関しては、E-Coreの数やスレッドがGeekbench上で正常に読み込まれていないためなのか、P-Coreの値である8コア16スレッドのみ認識されています。本来はCore i7-12700ではハイパースレッディング対応のP-Coreが8、E-Coreが4で合計12コア、20スレッドです。

Alder Lake-S搭載のCore i7-12700のベンチマークですが、シングルコアは1595pt、マルチコアが10170ptとなっています。このスコアと同等となるCPUは、シングルコアが1619ptだったAMD Ryzen 5 5600Xや1600ptを記録したCore i7-11700Fとなっています。マルチコアでは同じ8コアCPUであれば10376ptを記録したRyzen 7 5800Xや10125ptを記録したCore i9-11900KFなどが近いです。

前世代となるCore i7-11700との比較ではシングルコアが1633ptから1595ptと約2%低下していますが、マルチコアでは8818ptから10170ptと約15%の向上が見られています。

ライバルとなる8コア搭載するRyzen 7 5800Xに対してはシングルコアが1672ptと1595ptから5%低い一方で、マルチコアについては10376ptに対して10170ptと2%の所まで追いついています。

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Core i7-12700についてはまだ発売まで半年近くあり、BIOSやCPU自体の最適化などが進められていると考えられます。Rocket Lake-Sについては発売数日前のBIOS更新まで最適化が図られており、性能が向上するという事も起きていたため今後発売が近くなるにつれてシングルコア性能やマルチコア性能は上がっていくと考えられます。

 

2022年1月頃発売ということでまだまだ時間がありますが、既にシングルコアはRyzen 5 5600X、マルチコアはRyzen 7 5800Xと試作段階にも関わらず性能はかなり高い状態となっています。この調子で発売まで最適化が続けばシングルコア性能はRyzen 7 5800Xを超え、全体では12コアを搭載するRyzen 9 5900Xは越えられるのではないかと考えられます。懸念点は性能が大きく向上した事に伴い、Intelは価格を上げるのか、AMDからシェアを奪うために価格を据え置きに設定にするのか気になるところです。半導体不足や材料費、輸送コスト高騰などで価格を上げる要素が満載な外部環境ですが、こればかり2021年末にAlder Lake-SのKシリーズが発売されるまでIntelがどのような戦略を取るのかは分かりません。

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