Core i5-12600Kのベンチマーク出現。Ryzen 5 5600Xの1.5倍、5800X超え

Intel Alder Lake-S CPU『Core i5-12600』のCPU-Zベンチマークが出現し、AMDの『Ryzen 5 5600X』との比較ではマルチコア性能が1.5倍近く向上している事が判明しました。

Core i5-12600Kの概要

Alleged Intel Core i5-12600K Alder Lake CPU Benchmark Shows 50% Higher Multi-Threaded Performance Versus AMD Ryzen 5 5600X (wccftech.com)

Alder Lake-S CPUは2021年11月4日に発売が予定されており、その中の一つであるCore i5-12600Kのベンチマークが出現しました。

Core i5-12600KではP-Coreを6コア、E-Coreを4コアで合計10コア、16スレッドを搭載したミドルレンジ向けCPUとなっており、P-Core側は2コアまでであれば最大4.9GHzまでブーストし、全コア動作時は4.5GHzまでブーストが行われます。また、E-Core側では4コアまでであれば3.6GHz、全コア動作では3.4GHzまでブーストが行われる仕様となっています。なお、L3キャッシュは20MBでTDPは125Wから228Wになると見られています。

CPUモデルP-Core E-Core 合計 コア / スレッド数P-Core ベース / ブースト(最大)P-Core ブースト(全コア)E-Core ベース / ブーストE-Core ブースト(全コア)L3キャッシュTDP
Intel Core i9-12900K8816 / 24TBC / 5.3 GHz5.0 GHzTBC / 3.9 GHz3.7 GHz30 MB125W (PL1)~250W? (PL2)
Intel Core i7-12700K8412 / 20TBC / 5.0 GHz4.7 GHzTBC / 3.8 GHz3.6 GHz25 MB125W (PL1)~250W? (PL2)
Intel Core i5-12600K6410 / 16TBC / 4.9 GHz 4.5 GHzTBC / 3.6 GHz3.4 GHz20 MB125W (PL1)~250W? (PL2)

Core i5-12600KのCPU-Zのベンチマーク結果が出現。Ryzen 5 5600Xの1.5倍の性能

Core i5-12600Kのベンチマークは2つ出現しており、1つはHXL氏からで定格時でのCPU-Zベンチマーク結果が、もう一つは@TUM_APISAK氏からでこちらはオーバークロック時のCPU-Zベンチマークとなっています。

まず、初めに定格時でのベンチマーク結果から。

掲載されたスクリーンショットに写っているCPU-Zベンチマーク結果によると、Core i5-12600Kのシングルコア性能は746.2ptを記録し、マルチコアでは7058.1ptを記録しています。

シングルコア性能においてはAlder Lake-Sシリーズは過去にされたIntelやAMD製 CPUを大きく上回るスコアを度々記録しておりCore i5-12600Kも例外なく高いスコアを記録しています。参考までに競合となるAMD Ryzen 5 5600Xでは同スコアは624ptを記録している事からCore i5-12600Kでは20%近く性能を上回っている状況となっています。

マルチコア性能においても同様で競合のAMD Ryzen 5 5600Xでは4811ptを記録しておりCore i5-12600Kが47%、ほぼ1.5倍のスコアを記録しています。上位価格帯製品でもあるRyzen 7 5800Xでは6560ptを記録しているため、これらも約8%上回っている状況となっています。

なお、同じIntel製品内で比較すると前世代のRocket Lake-S最上位モデルであるCore i9-11900Kでマルチコア性能は6563ptを記録しているため、前世代の最上位モデルに対しても約8%上回る性能とも言えます。

Chart by Visualizer

オーバークロックでシングルコア性能はCore i7-12700K並みに?

Core i5-12600Kのベンチマークではオーバークロックが行われた状態でも行われているようです。

このスコアについては投稿主でもある@TUM_APISAK氏は本物であるかの確証はないようで『本物であるかどうか分からない』とツイートと共に掲載されているので参考程度に留める必要がありそうです。

ただ、HXL氏が投稿したCore i5-12600Kのベンチマークより明らかにスコアが向上している事から恐らくオーバークロック状態でのスコアと見られています。

こちらのスコアではシングルコア性能が790pt台を記録しており、マルチコア性能では7200pt台に到達している事が分かります。Core i7-12700Kのシングルコア性能が定格で800ptを記録している事からどの程度のオーバークロックかは不明ですが、CPU-Zが安定的に動作する範囲内でCore i7-12700Kに等しいぐらいの性能を発揮させる事が可能なようです。

3D V-Cache搭載Ryzenが11月量産開始予定の模様。B2 Ryzenは年末発売

 

Core i5-12600Kのベンチマークはあまり登場してきていませんでしたが、いい意味で衝撃的なスコアと言えそうです。同じIntel内の前世代モデルであるCore i9-11900Kをたった1世代で上回ってしまうのはこれから買うユーザーにとってはありがたいですが、i9-11900Kを買ったユーザーはかなり複雑な思いをしそうですね・・・

Alder Lake-Sについては最上位モデルであるCore i9-12900KではRyzen 9 5950Xと互角か少し上回る程度の性能になると見られていますが、ミドルレンジ帯であるCore i5-12600KについてはRyzen 5 5600Xとは1.5倍近い性能、Ryzen 7 5800Xを8%上回る性能となっているので、AMDとしてはRyzen 5 5600XをV-Cache版や動作クロックの向上したXT版などで巻き返す事は不可能と言えそうでZen 4登場まで価格を下げるなどして耐え忍ぶ必要性が出てきそうです。Ryzen 7 5800Xについても価格をCore i5-12600K並みに引き下げるなどの必要性が出てくるかもしれません。

ただ、消費者目線で言うと現行のRyzen 5 5600Xでも性能面で不足を感じる場面は少ないと言えそうですのでCore i5-12600K登場によって値段が下がるようであれば、コストパフォーマンス面ではかなり高く見えるのでCore i5-1X400系CPUのように人気モデルとなる可能性はありそうです。

※当初、タイトルで『倍』と書いていましたが、約50%増で正しくは1.5倍です。訂正させていただきます。(めちゃくちゃ恥ずかしいミスです😢 すみません。)

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