AMDのRyzen 7000『Dragon Range』と『Phoenix』各モデル情報が出現。

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AMDでは2023年1月頃からラップトップ向けに複数モデルのRyzen 7000シリーズを投入予定としていますが、今回この中でゲーミングラップトップなどハイエンド向けのDragon Rangeと薄型プレミアムラップトップ向けのPhoenixの各モデルのリーク情報が出現しました。

目次

ラップトップ向けを強化するAMD Ryzen 7000シリーズ

AMDでは2022年9月頃に発売されるデスクトップ向けRyzen 7000シリーズ(Raphael)から本格的に最新鋭アーキテクチャーであるZen 4を採用したCPUを市場投入をします。

このデスクトップ向けの後には2023年1月頃からゲーミングやクリエイティブなどで使われるハイエンドラップトップ向けのRyzen 7000HX(Dragon Range)と薄型プレミアムラップトップ向けのRyzen 7000HS(Phoenix)などラップトップ向けラインアップを大幅強化をしますが、今回この中でRyzen 7000HXとなるDragon RangeとRyzen 7000HS Phoenixとして登場する各モデルの概要がRed Gaming Techから出現しました。

AMD Phoenix – A Zen 4 & RDNA 3 MONSTER – Specs & Performance | Dragon Range – 16 Cores For MOBILE – YouTube

ハイエンドラップトップ向けDragon Rangeは最大16コア、5 GHz越えのブーストクロック

ゲーミングやクリエイター向けのハイエンドラップトップ用のRyzen 7000シリーズにはDragon Rangeと呼ばれるデスクトップ向けRyzen 7000 Raphaelをラップトップ向けに転用したようなCPUが用意されます。

このDragon RangeではRDNA 2アーキテクチャーを採用したCompute Unitを2基搭載するようです。デスクトップ向けでは4基という事で半分に減らされています。

モデルラインアップとしては4モデルが予定されているようで、最上位モデルはRyzen 9 7980HXで16コア、続いてRyzen 9 7900HXで12コア、Ryzen 7 7800HXで8コア、Ryzen 5 7600HXが6コアと言う構成になっています。

動作クロックについてはラップトップメーカーのcTDP次第で、ベースは3.6 GHzから4.0 GHzを少し超える程度で、ブーストクロックは4.8 GHzから5.0 GHz越えになると見られています。

プレミアムラップトップ向けのPhoenixの最大TDP状態ではRTX 3060 Mobile並みの性能

Ryzen 7000 Phoenixは主にゲーミングやクリエイター用途でも利用可能なパフォーマンスを薄型ラップトップの筐体で実現するプレミアムラップトップ向け製品となっています。

アーキテクチャーではCPU側にはZen 4を、GPU側にはRDNA3 GPUを搭載しておりグラフィックスパフォーマンスの大幅向上が見込まれています。

登場するモデルとしてはRyzen 9 7980HSと7800HS、Ryzen 7 7800HSではCPUには8コア、GPU側はCompute Unit(CU)は12基、Ryzen 5 7600HSではCPUは6コア、GPUは6CUと言う構成になっています。

動作クロックとしてはGPU側は2.6 GHzから3.0 GHzで動作し、GPUコア数は最大1536基、浮動小数点演算は9.2 TFLOPSに及ぶとの事です。

なお、Ryzen 9 7980HSに対してcTDPを70Wに設定すると性能面ではモバイル向けのNVIDIA GeForce RTX 3060並みになるとの事です。ただ、多くのモデルではTDPは35W程度に抑えられる見込みですが、それでも非常に良好なパフォーマンスが期待できるとの事です。

メモリーについてはDDR5またはLPDDR5に対応し、8400MT/sの速度が発揮できるLPDDR5Xへのサポートも行われる可能性があるようです。

なお、Phoenixについては見た目はIntelのMeteor Lakeのような見た目になっているようです。CPU側ダイにはZen 4とI/Oダイを組み合わせ、その隣にRDNA3のグラフィックスコアであるGraphic Core Die(GCD)そしてキャッシュ用ダイであるMulti Cache Die(MCD)が搭載される構成になるようです。

Ryzen 7000シリーズではデスクトップ向けが2022年秋頃から発売される予定で、期待が高まっていますが2023年1月以降に登場するDragon RangeとPhoenixについてもかなり期待が出来る存在となっています。

この中でも特にPhoenixについてはディスクリートGPU不要でも十分なゲーミング性能が発揮できると見られており、今まで分厚く、ファンノイズも五月蠅かったゲーミングラップトップに革命を起こす存在になるかもしれません。

個人的にはSurface Proのようなタブレット筐体にRyzen 7000 Phoenixを入れてくれれば30万以上しても買ってしまいそうなぐらい期待しているのですが、さすがにディスクリートGPU並みに高いパフォーマンスを出すには35W以上のTDPも必要となりそうですので、まず最初はSurface Laptop並みの薄さのゲーミングラップトップとか出してほしいですね。

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