AMD Ryzen 9 7950Xが全コア5.5 GHz動作でCinebench R23が4万pt越え。最大244Wで達成

  • 2022年9月23日
  • 2022年9月23日
  • Zen4

AMDでは2022年9月27日からRyzen 7000シリーズの発売をしますが、この中で最上位モデルとなるRyzen 9 7950XについてAMDが簡易水冷で冷却し全コア5.5 GHzにまでオーバークロックした状態でのベンチマーク結果が掲載されました。

Ryzen 9 7950Xは280mmAIOで全コア5.5 GHzへOC可能な模様

AMDでは2022年9月27日にZen4アーキテクチャーを搭載するRyzen 7000シリーズを発売予定で、IPCはRyzen 5000シリーズに対して13%向上させ、動作クロックの向上によりシングルコア性能はトータルで最大29%ほど向上すさせ、ゲーミング時のパフォーマンスについてはRyzen 9 5950Xに対して最大35%向上をさせるなどRyzen 5000シリーズやIntelの第12世代CPUとなるAlder Lake-Sに対して大幅なパフォーマンス向上が期待されています。

そんなRyzen 7000シリーズですが、今回最上位モデルとなるRyzen 9 7950XをAMDが簡易水冷を用いてオーバークロックし、Cinebench R23やR20など複数のベンチマークを動作させた結果を掲載し、Thredripperに迫るようなスコアを記録しています。

Cinebench R23は4万pt越えを達成。スコアはCore i9-13900Kの電力無制限状態に迫る。

AMD Ryzen 9 7950X breaks four HWBOT world records with AIO cooler - VideoCardz.com

今回のベンチマークはAMDのオーバークロックチームによって行われた様で、冷却には1万円程度で購入できる280mmラジエーターを搭載するCorsair H115iが用いられているとの事です。

マザーボードにはAORUS X670E Xtreme、ASUS ROG Crosshair X670E Extremeなどハイエンドマザーボードが用いられています。

Cinebench R23においては、Ryzen 9 7950Xは全コア5.5 GHzでの動作となっており、マルチコアスコアは40498ptを記録しています。

Chart by Visualizer

Ryzen 9 7950Xについては過去に計測されたCinebench R23スコアではデフォルト状態で37452ptが記録されていますが、今回のオーバークロックによって性能が約8%ほど伸びています。Ryzen 9 7950Xでは全コア動作時は最大5.1 GHzがデフォルトで設定されており、少なくとも5.5 GHzまでであれば動作クロックに比例して性能は向上するようです。

他のAMD製CPUと比較すると、32コア搭載のRyzen Thredripper 3975WXの43,450ptを7%下回るものの、24コアのRyzen Thredripper 3960Xを18%上回っています。また、LN2で冷却され5.8 GHzまでOCされたRyzen 9 5950Xのスコア39194ptをも3%上回っており、驚異的なパフォーマンスとなっています。

Intelに対しては8月頃に出現したIntel Core i9-13900Kの電力無制限状態(最大350W)のCinebench R23結果の40616ptに対して僅かに届かないものの、同等レベルのスコアを記録しています。

なお、消費電力に関しては、オーバークロック中も226W~244Wをキープしており電力効率としてはAMDが発表した通り非常に高くなっています。一方で温度に関しては87℃から108℃と依然として高いようですが、ベンチマークを完了させているため100℃を超えても動作に支障は出ないようですが、性能がどれだけ持続するのかが気になる所です。

 

AMDのRyzen 7000シリーズについては爆熱気味と言う話もありましたが、280mmの簡易水冷クーラーで全コア5.5 GHzまでオーバークロックが出来るとなると使い勝手としてはあまり悪くないかもしれません。定格運用であれば空冷でも行けるかもしれませんね。

性能面ではRyzen 9 7950XはCore i9-13900Kに若干ながら劣るという印象を持っていたのですが、250Wで350Wで動作するCore i9-13900Kと同じパフォーマンスを出せている辺り、現時点ではRyzen 9 7950Xの方が優れているCPUになるのでは無いかと言えそうです。(これはCore i9-13900Kの発売まで待つ必要がありますが・・・)

特に電力効率面ではIntelでは10nm(TSMC 7nm相当)で製造されている一方で、Ryzen 7000はTSMC 5nmを採用しているため大きな差となって表れてしまっていると言えそうです。

 

今回のRyzen 9 7950Xのベンチマークで使われた280mm簡易水冷クーラー。(AM5はAM4のクーラーと互換性あり)

AMDの発表会で表示されたベンチマークはNZXT KRAKEN X63クーラーを搭載して計測されたようです。

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