AMD Ryzen 7000シリーズすべてのCinebench R23スコアが出現。

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AMDのRyzen 7000シリーズについては、9月27日22:00より日本では発売が開始されますが、一足先に発売される4モデルすべてのCinebech R23のベンチマーク結果が出現しました。

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9月27日発売のRyzen 7000シリーズ

AMDでは2022年9月27日(日本時間で22:00)にZen 4アーキテクチャーを搭載するRyzen 7000シリーズを発売予定で、IPCはRyzen 5000シリーズに対して13%向上させ、動作クロックの向上によりシングルコア性能はトータルで最大29%ほど向上すさせ、ゲーミング時のパフォーマンスについてはRyzen 9 5950Xに対して最大35%向上をさせるなどRyzen 5000シリーズやIntelの第12世代CPUとなるAlder Lake-Sに対して大幅なパフォーマンス向上が期待されています。

そんなRyzen 7000シリーズですが、今回9月27日に発売がされる最上位モデルのRyzen 9 7950XからRyzen 9 7900X、Ryzen 7 7700X、Ryzen 5 7600Xの4モデルのCinebench R23ベンチマーク結果が出現しました。

Ryzen 9 7950Xや7900XはCore i9-13900Kや12900Kを超える性能に。Ryzen 7や5ではシングルコアが強め。

情報はVideocardzが独自に入手したようで、レビュー解禁日である9月26日を前にしてレビューアーからCinebench R23のスコア情報を入手したようです。

ベンチマーク環境としてはマザーボードにはX670Eを使用し、メモリーには16GBx2の構成のDDR5-6000を挿してベンチマーク計測が行われています。また、動作クロックなどの設定はすべてデフォルト状態で行われています。

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スコアとしては、Ryzen 9 7950XがシングルコアにおいてはQS品の第13世代Core i9-13900Kと同等、マルチコアにおいては約5%上回るスコアを記録しており非常に高い性能を記録しています。Core i9-13900KがP-Coreを8基、E-Coreを16基の合計24コア搭載している事を考えると、かなり良好なスコアと言えそうです。

また、Ryzen 9 7900Xについてもシングルコア性能は第12世代のCore i9-12900Kと同等レベルで、マルチコアにおいてはQS品のCore i7-13700Kと同等レベルの性能となっています。Core i9-12900KやCore i7-13700KのP-Core8基、E-Core8基の16コアを12コアで追いついている状態となっています。

アッパーミドルレンジモデルのRyzen 7 7700Xについては、Core i5-13600Kに対して26%劣るスコアとなっていますが、シングルコア性能に関しては2%劣る程度に収まっており、ゲーミングPCなどへの搭載を想定するモデルとしては十分な性能となっています。

ミドルレンジのRyzen 5 7600Xについてはマルチコア性能については高いとは言えず、Ryzen 7 5800XとRyzen 5 5600Xの間の性能となっています。ただ、シングルコア性能についてはRyzen 7 7700Xと同等レベルになっており、こちらもマルチコア性能よりシングルコア性能が重要視されるゲームなどをプレイするゲーミングPCにおいてはコストパフォーマンスが高いCPUとなっています。

 

Ryzen 7000シリーズについては9月27日発売という事で発売前もう間もなくと言うタイミングですが、日本での価格情報はこの記事が公開される6時頃時点では明らかになっていません。恐らく、9月27日22:00から日本では深夜販売と言う形で販売が開始されるとは思いますが、どのような価格帯で登場するのか気になる所です。

パフォーマンス面ではRyzen 9系はIntelとの性能競争に打ち勝つべく設定されるモデルなのか、Core i9-13900KやCore i7-13700Kといい勝負となっています。一方で、Ryzen 7やRyzen 5についてはゲーミングPCを想定しているのか、マルチコア性能についてはCore i5-13600Kを超えられる見込みはありません。一方で、シングルコア性能についてはかなり高めに設定されており、シングルコア性能が重要なゲーミングと言う環境においては良好なパフォーマンスが発揮できると考えられます。

 

AMDのRyzen 7000シリーズ発表会で表示されたベンチマークはNZXT KRAKEN X63クーラーを搭載して計測されたようです。

 

 

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