AMD Ryzen 7000にはデスクトップ向けにも4基のCUを搭載。1.1 GHzで動作。

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AMDのZen4アーキテクチャーを採用するRyzen 7000シリーズでは内蔵グラフィックスを基本的に全モデルに搭載するとともに、GPUにはRDNA 2アーキテクチャーを採用する事が予定されていますが、デスクトップ向けなどで採用されるかもしれないGPUの仕様について明らかになりました。

目次

内蔵GPUが標準搭載となるRyzen 7000シリーズ

Zen 3アーキテクチャーを採用するRyzen 5000シリーズのデスクトップ向けモデルでは内蔵GPUが搭載されているモデルは無く、モバイル向けAPUがベースとなるRyzen 5000Gでなければ内蔵GPUは搭載されていませんでした。しかし、この仕様は高価なディスクリートGPUを後付けするコンシューマー向け用途では良いものの、法人用途では売る上で大きなデメリットとなり、Intel製CPUに対して見劣りする所でもありました。

Zen4 RyzenにはGPU内蔵が標準に。ソケットAM5のリーク情報から判明

そのため、AMDではRyzen 7000シリーズから基本的にすべてのデスクトップ向けCPUにて内蔵GPUを搭載する方向で計画がされているようですがAMDのSoftware Management Unitの情報からRyzen 7000シリーズの一部モデルで採用されるGPUの仕様が判明したようです。

RDNA 2のCompute Unitを2基搭載。動作クロックは1.1 GHz

Ryzen 7000シリーズの内蔵GPUに関する情報はAMDのSystem Management Unitのドライバー情報から出現しているようです。これによりと、動作クロックに関しては1.1 GHz程度で動作するとの事です。また、遠坂小町氏によるとGPUのCompute Unitなどの仕様としては2WGPという事で4基のCompute Unitを搭載している可能性があるとの事です。

この仕様的にはSteam Deckに搭載されている8基のCompute Unitの半分に減っており、動作クロックも1.6 GHzから1.1 GHzになっていますがSteam Deckの3分の1程度の性能は内蔵GPUとして備わっているようです。

この仕様ではゲームをプレイするには非力すぎますが、デスクトップ向けの内蔵GPUとして4K解像度で複数の画面出力を行うには十分な性能を有していると見られています。

なお、今回出現した内蔵GPUはデスクトップ向けと見られており、モバイル向けに関しては現行のRyzen 6000シリーズと同じように12基程度のCompute Unitを搭載するモデルは出現すると見られています。

自作PCユーザーからしたら高価なディスクリートGPUを搭載するため内蔵GPUを搭載するCPUの意味はあまりないですが、法人向けPCとしてはかなり需要はあると見られています。また、内蔵GPUが搭載されていると例えばGPUが故障した際にもPCは継続して使えるため、バックアップとしても機能するのであればあるでありがたい存在と言えそうです。

個人的にCPUのコア数を8コア程度に抑えつつ、内蔵GPUには16基のCompute Unitを搭載したRyzen 7000シリーズとか出してくれればめちゃくちゃ欲しいのですが・・・出ないですよね流石に。

 

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • >CPUのコア数を8コア程度に抑えつつ、内蔵GPUには16基のCompute Unitを搭載したRyzen 7000シリーズ
    型番は異なるのかもしれませんが、APU版のPhoenixなんかがまさにこの構成になると予想しております。

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