AMD RDNA3 Navi31が間もなくテープアウト。仕様も一部判明

AMDの次世代GPUであるRNDA3アーキテクチャを採用するNavi3x系GPUですが、間もなくハイエンドモデルに当たるNavi31がテープアウトするようです。また、それに伴い一部の仕様情報が出現し始めています。

RDNA3はコンシューマー向けGPUとして初めてMCMを採用

AMD RDNA 3 GPUs To Be More Power Efficient Than NVIDIA Ada Lovelace GPUs, Navi 31 & Navi 33 Tape Out Later This Year (wccftech.com)

Navi3x系GPUに関しては、AMDのRyzenシリーズと同じようにMulti Chip Module(MCM)がGPUに初めて採用されます。このMCM型のGPUはNVIDIAがHopperにて採用を予定していますが、このHopperは主にサーバー向けでコンシューマー向けとしてはAMDのNavi3x系GPUが初めての採用となる予定です。

RDNA3 Navi31は間もなくテープアウト、Navi32は2022Q1までに

過去に何度も正確なリーク情報を発信しているKittyYYuko氏によると、Navi3x系のテープアウトがいつになるかと言う質問に対して、Navi31 Multi Chip Die(MCMの別の言い方)は間もなくで、Navi32は2022Q1頃になると発言しています。現時点で判明している事は、Navi31とNavi32がMCMを採用するモデルとなっており、Navi33に関しては従来通りモノリシックダイが採用される予定となっています。

Navi31仕様が一部判明(Navi33も若干)

Navi31に関する仕様情報は、複数からリークされています。まず、コア数についてです。

kopite7kimi氏によると、Navi31では最大で15360基のStreaming Processorsが搭載されるとの事です。現行のNavi2x系と同じCUとSPの比率であれば、Navi31には120基のCUを搭載したダイが搭載され、2つ合わせてCompute Unitが240基搭載される事となります。これは、過去に出現した80CUを2つ搭載するという情報から大きく数字が伸びています。

RDNA3は80CUを2つで計10240コア搭載。MCM構造を採用へ

一方で別のリーカーであるgreymon55氏によると、Navi31では最大で180基のCUが搭載されるとも発言しています。どちらにせよ、GPU1枚に搭載されるCUは200基を超える可能性がありそうです。

GPUのダイに関する情報の他に、メモリー関係についても、リークが出ています。Navi31では、メモリーバス幅が256bitとハイエンドモデルにしては非常に低く抑えられていますが、これは大容量のInfinity Cacheが搭載されるためとgreymon55氏はリークしています。greymon55氏によると、120CUの場合は256MBのInfinity Cache、180CUだった場合は512MBのInfinity Cacheが搭載されるとしています。このInfinity Cacheは各ダイに存在するとなると、Navi31 GPUには最低でも512MB、最大で1GBのInfinity Cacheが搭載される事となります。

 

 

Navi3x系の中で唯一、モノリシックダイを採用するNavi33ですが、こちらはNavi21と同じSP数やCU数になるとの事です。また、プロセスはTSMC 6nmでNavi31のTSMC 5nmとは異なっています。

 

Navi3xについては2022年から2023年に発売されるという事でまだまだ情報の確度が高いとは言えなさそうですが、現時点ではかなり刺激的なスペックになりそうです。

個人的に気になるのが、AMDがMCM化を進める理由が、ダイサイズを巨大化させなくても性能の向上が出来る点だったはずなのですが、今回の情報の通り各ダイにつき180CUで512MBのInfinity Cacheを搭載するのであれば、いくら5nm化されたとはいえ、Navi21以上のダイサイズになる可能性が大きそうです。

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