AMDがノートPC向けCPUもチップレット化を検討中。ただしI/Oダイの消費電力がネック

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AMDのノートPC向けCPUもチップレット化を検討中。ただしI/Oダイの消費電力がネックに

AMDではデスクトップ向けCPUではチップレットを採用し、多コア化が進められる一方でノートPC向け製品については長らくモノリシックダイを採用しておりコア数も現時点では8コアが上限になっています。

一方でAMDのライバルのIntelではP-CoreとE-Core併せて8コア以上のコアを搭載するCPUを増やしており、2023年12月から投入されるMeteor Lakeからはチップレット機構であるタイルアーキテクチャーを採用したノートPC向けCPUを投入しますが、どうやらAMDもノートPC向けCPUにチップレットを取り入れる事を検討しているようです。ただし、技術的な障害が残っているようです。

AMDのDavid McAfee氏が韓国のテック系メディアのQuasarZoneとのインタビューに応じています。質問の内容はAMDではデスクトップ向けではチップレットを採用する事で成功を納めていますが、ノートPC向けでは未だにモノリシックダイが採用されていますが、この理由について質問をしています。

David McAfee氏は以下の通り回答しています。

製品を作成する際、デスクトップとラップトップの両方で単一構造とチップレット構造を検討しています。しかし、ラップトップ側では、チップレットを導入する際には大きなエネルギー消費が発生するため、これが実現する価値があると判断された時点でチップレットを導入することができると思います。

AMD David McAfee Corporate VP and General Manager, Client Channel Business via Quasarzone

McAfee氏によると、製品を開発する段階でデスクトップ向けと同様にノートPC向けCPU共にチップレットかモノリシックダイか、それぞれメリット、デメリットの検討を行っているとの事ですが、最終的にノートPC向けでチップレット化を行うにしても現時点ではチップレットを構成するのに必要なI/Oダイなどで余分なエネルギー消費が発生してしまい、モノリシックダイに対してメリットが無いと言う判断となっているようです。ただし、この問題が解決されればノートPC向けにもチップレットが搭載されたCPUが登場するかもしれないとの事です

AMDでは2024年の早い段階でZen5アーキテクチャーを搭載するRyzen 8000シリーズの投入を行う予定としていますが、この中でノートPCメインストリーム向けモデルのStrix Pointでは引き続きモノリシックダイが採用されると見られています。ただし、ハイエンドノートPC向けモデルとなるStrix HaloにおいてはノートPC向けとして本格的にチップレットが採用される見込みになっています。ただ、このStrix HaloについてはTDPは25~125Wに設定されており、消費電力をあまり意識しなくても良いゲーミングノートPCでの採用を狙った製品になっています。そのため、消費電力の低さが重要視されるStrix PointなどメインストリームノートPC向けCPUにおいてはMcAfee氏の回答の通り、消費電力面でメリットが無いため、Zen5でもモノリシックダイが採用されるものと考えられます。

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