欧州域AmazonでAlder Lake-Sの価格が掲載。リーク時より大幅値上げに

2021年11月4日に発売がされると言われているIntel第12世代CPU Alder Lake-Sですが、オランダ、ドイツ、フランスなど欧州圏のAmazonにて価格情報の掲載が開始されている模様です。

欧州一部地域のAmazonにてAlder Lake-Sの価格情報が掲載開始

Dutch Amazon begins listing Intel Core i9-12900K at 847 EUR, other Alder Lake CPUs listed as well – VideoCardz.com

Alder Lake-Sは2021年11月4日にオーバークロックが可能なKシリーズとオーバークロックが可能で内蔵GPUが無効にされたKFシリーズが登場する見込みとなっており、10月27日のIntel innovationと言うイベントで発表されると見られています。そんなAlder Lake-Sですがオランダ、ドイツ、フランスのAmazonに価格情報が掲載され始めました。

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— 188号 (@momomo_us) October 3, 2021

過去にリークされた価格より大幅値上げ。仮価格の可能性もあり

価格情報は@momomo_us氏が発見しており、価格の掲載が行われているのはオランダ、ドイツ、フランスのAmazonになります。

Amazonでの価格はオランダ、ドイツ、フランスで異なっていますが、共通しているのはすべてで付加価値税（VAT）がかけられており、オランダは21%、ドイツは19%、フランスは20%が課税されています。

Alder Lake-Sについては、9月初旬に各小売店での販売価格がリークしていましたが、全体的に見て、Amazonに掲載された価格はリーク時の価格より1.2倍以上高いモデルが多い状態となっています。

詳細としては、Core i9-12900KがAmazonでは€920ほどの値段が付けられており、リーク時に掲載された価格では€710であった事から約26%高い価格設定になっています。また、Core i9-12900KFやCore i7-12700Kについてもそれぞれ、Amazonでは€879、€636の価格が付けられており、リーク時に比べると29%、25%高い価格設定になっています。一方で、Core i5-12700KFやCore i5-12600Kについてはリーク時に比べて10%程度安い価格設定が行われており、すべてのモデルがリーク時より高い価格設定になっている訳ではないようです。

Amazonで掲載されている価格については暫定的に設定された価格の可能性もあります。特にCore i9-12900KとKFやCore i5-12600KとKFで価格が逆転しているなど不自然な点もあります。そのため、最終的にはもう少し値下がりした価格で発売がされる事も考えられますが、半導体の原材料が高騰している事や、高い需要が見込める事から想定以上に高い価格で販売される可能性も十分残っていると言えそうです。

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まだAlder Lake-Sの発売まで1ヵ月ある事から、Amazonで掲載された価格もどこまで正確かは分かりません。ただ、もしこの価格で発売されたとすると、Core i9-12900Kは11万円中頃、Core i7-12700Kは8万円と現行のモデルと比べると大幅な値上げと見られますので購入を検討している方は動向を注視する必要がありそうです。

もし仮に今回のAmazonの価格がそのまま日本でも適用され、Core i9-12900Kが11万円で発売されたとしても、Ryzen 9 5950Xの初値が10万円台と考えると材料価格や輸送コストの高騰を踏まえると妥当な価格とも言えそうです。ただ、10万円を超えると購買意欲は一気に下がる気はします。

Alder Lake-Sの価格情報については最新情報が入り次第、随時更新していきます。