Intel『Alder Lake-P』のベンチマークが出現。一部スペックが判明。

2021年末に登場が予定されているIntelの第12世代CPUである『Alder Lake』ですが、そのモバイル向け製品と思われるベンチマークが出現し、一部のスペックが判明しました。

モバイル向けCPUである『Alder Lake-P』が初登場

Intel Alder Lake-P mobile CPU with 14 cores and 20 threads spotted - VideoCardz.com

CES 2021にてIntelは2021年末を目標に第12世代CPUに当たる『Alder Lake』を開発中と表明していますが、そのモバイル向け製品に当たる『Alder Lake-P』が今回、GeekbenchのOpenCLテストにて初めて登場しました。

なお、デスクトップ向け製品である『Alder Lake-S』のベンチマークはGeekbenchやSiSoftwareなどで出現済みとなっています。

Alder Lake-Sのベンチマークがまた出現。最大4GHzで32スレッドまで対応?

『Alder Lake-S』初期ES品のベンチマーク出現。1.4GHzで動作

Alder Lakeのbig.LITTLE構成一覧

構成
big+LITTLE+GPU
BIG coresSMALL coresGPUAlder Lake SAlder Lake P
8 Big Cores
8+8+188GT1×
8+6+186GT1×
8+4+184GT1×
8+2+182GT1×
8+0+180GT1×
6 Big Cores
6+8+2 (今回出現)68GT2×
6+8+168GT1×
6+6+166GT1×
6+4+264GT2×
6+4+164GT1×
6+2+162GT1×
6+0+160GT1×
4 Big Cores
4+8+248GT2×
4+0+140GT1×
2 Big Cores
2+8+228GT2×
2+4+224GT2×
2+0+220GT2×
2+0+120GT1×

 

14コア20スレッドで最大4.70GHzで動作(ベースは800MHz)

今回、Geekbenchに出現したのは『Alder Lake-P』の初期段階と思われるES品で14コア20スレッドを搭載するCPUになっています。
このCPUも『Alder Lake』の特徴であるbig.LITTLE構成になっていると見られており、14コア20スレッドの中身はハイパースレッディングが可能な高性能コアが6コア、12スレッド、高効率なAtom系コアが8コア8スレッドで計14コア、20スレッドとなる模様です。
ベンチマークで動作しているCPUは初期段階のES品であるため、ベースクロックは800MHzと非常に低い値となっていますが、ブーストクロックは4.70GHzまでと高めの値となっています。
その他仕様としては、L3キャッシュは24MB、L2キャッシュは4MB、L1はInstructionが64kb x10、Dataが32kb x10となっています。『Alder Lake-S』のGeekbenchが出現した際も同様でしたが、L2キャッシュとL1キャッシュについては特殊なアーキテクチャーであるため、Geekbench側が正常に読み取れておらず正確な数字ではない可能性が高いです。

GPU側の仕様としては、GT2と呼ばれるIris Xeグラフィックスが搭載されている模様で96EU構成となっており1.15GHzで動作しています。この内蔵グラフィックスを使ったOpenCLのスコアは13446ptとなっており、現行の『Tiger Lake』などに搭載されているIris Xe MAXが15264pt 、Iris Xeが14706ptである事を考えると低めのスコアですが、これはグラフィックスドライバーなどが最適化されていないためと見られており、今後大きく伸びる可能性が高いです。

 

まだ『Rocket Lake-S』や『Tiger Lake-H』などが登場していない中で、もう『Alder Lake』のベンチマークが出現するという事は、IntelのCPU開発は順調に進んでいるかもしれません。『Alder Lake』最大の特徴でもあるbig.LITTLE構成はデスクトップよりラップトップなどバッテリーで駆動し消費電力に厳しいモバイル向けでこそ非常に高いパフォーマンスを発揮する製品と考えられます。
そのため『Alder Lake』ではリークされるベンチマークなどで最大動作での性能なども注目に値しますが、それよりもベンチマークでは表現が難しい日常使いでのバッテリー持続時間などがどの程度のモノなのか非常に気になる所です。

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